CCNA ネットワークの種類

ITベンダー資格『CCNA』の学習について書いていく。

ネットワークとは何ぞやということは既に書いたが、一口にネットワークと言っても種類がある。大まかに分けて、ネットワークは範囲を基準に分類される。「LAN」「WAN」「インターネット」の3種類だ。一つずつ見ていく。

「LAN(ラン)」は「Local Area Network」のインシャルを取ったものだ。Localとはローカル、地方や地元という意味だが、ITではリモートと対比して、手が届く範囲といったニュアンスで用いられることがある。つまり、LANとは近距離エリア内のネットワークと言っていい。

具体的にどのくらいの規模かといえば、家一軒の中や、企業や工場が入っている建物内の中といった範囲内で用いられているくらいの大きさである。前述の通り、手が届く範囲なので、LANを構成している機器などを使用者が自由に選択、設定することができる。もちろん、メンテナンスも自分でしなければならない。自由度が高いが、トラブルシューティングも自分でやるのが特徴だ。

「WAN(ワン)」は「Wide Area Network」のインシャルを取っている。WANはLANとLANを結び付けたものだ。wideとは広いという意味で、LANよりも広い範囲を繋ぐということである。

例えば、北海道と沖縄に支社があった時、どうやったって相互間でLANを繋ぐことはできない。配線が届きようがないからだ。そういう時、WANサービスを使用することで、LANとLANを繋ぐことができる。LAN+LAN=WANということだ。WANサービスというように、WANは自分たちで設定することはできない。基本的には業者に依頼することになる。その為、自分たちで機器を設置したりすることはできない。専門性が高い技術なのだ。

最後の1つ「インターネット」は、数多くのネットワークを繋げ、地球規模に巨大化したネットワークのことである。今やあるのが当たり前となった、電気水道ガスに並ぶインフラだ。internetのinterには、「~の間」という意味がある。つまりインターネットとはネットワークの間という意味で、それが転じてネットワークそのものを指すようになった、と思われる。

インターネットには、インターネットサービスプロバイダ(ISP)を通して接続する。引っ越しの際にネットを通す、開通するという作業がを行う時があるが、これはISPに手続きしてもらって、家のLANからインターネットに接続できるようにしてもらうという作業なのだ。

ここまで見てきたように、規模としては、
LAN<WAN<インターネット
となる。
LANとLANが繋がることでWANとなり、LANやWANが集まることでインターネットを形成する。今現在、地球を覆っているインターネットは、膨大な数のLANやWANが相互に接続されることで成り立っているのだ。

まとめ
LAN:Local Area Network、近距離間でのネットワーク
WAN:Wide Area Network、遠距離間のLANを結ぶ為のネットワーク
インターネット:LANやWANが相互に繋がり合って形成された世界規模のネットワーク

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